人と関わること

他人が怖い。他人の目線が怖い。できれば他人の目線から目を逸らして生きていきたい、でもそういうわけにはいかない。だから私は仕事もできて明るくて毎日キラキラ楽しんでいる自分を演じているつもりだった。
でも職場という環境で殆ど毎日顔を突き合わせていたら、私のメッキなんてすぐに剥がれてしまうことがわかった。
人に心を開かない、情緒不安定、その点を指摘されて私は今すぐ消えてしまいたくなった。
仕事はできるのに勿体無いよ、とのこと。そのフィードバックを重く受け止めていたら、そんなに気にすることでもないけどとフォローが入った。
鬱病罹患歴10年の私にとっては充分気にすることだ。
正常になりたくて私はカウンセリングも受けた。認知行動療法も受けた。それでもまだ、私は正常な人間になりきれていない。
こんなの、ただの絶望である。どんなに頑張っても無意味なのか。
まだ電車なのに泣き出したい気持ちでいっぱいだ。
上司からのフィードバックは、お前は異常、精神障害者、そう言われたのと、私の認知では全く同じなのだ。
もちろんそんな意味でないことは分かっている。とはいえ、分かる、というのは理性で、感じるのは感情だ。
私の感情はパニックを起こしている。酒が飲みたい。